キハ81形は、1960(昭和35)年に「はつかり」として登場した日本初の特急用ディーゼルカー。全国を特急網で結ぶ計画のもとに製作され、先頭車両のボンネットや高い運転室などが特徴的なスタイルの車両。のちに、奥羽線「つばさ」、羽越・常磐線「いなほ」と転用され、最後は紀勢線で「くろしお」として活躍し、1978(昭和53)年に廃車された。
大阪の弁天町にある交通科学博物館へ、ひさしぶりに行ってきました。長男が2歳のときに連れて行ったので、約2年ぶりになります。この前に来たときは、照明が暗い館内の特別な雰囲気が怖かったようで、入口を入ったとたんに泣き叫び、大好きなはずの新幹線0系の運転室に入ることすら拒んだ長男ですが、今回は最初から飛ばしまくりのテンションで大はしゃぎです。入口を入ってすぐ右側にあるミュージアムショップには鉄道関係のおもちゃがたくさん並んでいるのですが、長男はわき目もふらず、リニアモーターカーの展示にも見向きもせず、新幹線0系第1号車の運転台めがけて突撃していきました。ふつう、子どもたちに「どの新幹線が好き?」と聞いて返ってくる答えは、500系のぞみとか700系ひかりレールスターとかだと思うのですが、うちの長男がいちばん好きな新幹線は0系新幹線で、しかも旧塗装タイプなんだそうです。「なあ、この新幹線乗れる? まだ走ってる?」と毎日のように質問されて、そのたびに「色違いの0系やったらまだ走ってるから、乗ることできるよ」と回答しています。「パパは乗ったことある?」「うん。子どもの時から走ってたから、いっぱい乗ったで」「ええなあ。ボクも乗りたい!」というやりとりを何十回したのか数えていません。JR西日本が0系新幹線をいつまで営業運転を続けてくれるかわからないので、早いうちに山陽新幹線の0系こだまに乗せておいてあげないと、あとで文句を言われそうです。
交通科学博物館で人気の展示といえば、大和路快速などに使われている221系電車の運転を模擬体験できる「221系シミュレータ」。JR運転士の訓練用につくられたものと同じ装置なので、本物のマスコンやブレーキレバーを操作しながら、本格的な「電車でGO!」が楽しめます。2年前に来たときはシミュレータのまわりにたくさんの子どもたちが群がっていて、順番待ちにならぶのもあきらめたものです。でも残念ながら、2005年4月25日のJR福知山線列車事故以来、シミュレータの展示は中止されています(2006年1月現在)。で、つぎに長男が突撃をかけたのは、特急こだまの運転台。じつは長男は、旧国鉄〜JRで活躍していたボンネット型の485系特急形車両がなによりも大好きのようで、この日もポケットの中で食玩の485系ボンネット型特急を握りしめていたのです。そういえば、0系新幹線もボンネット型ですし、幼いくせに結構レトロで渋い好みをしています。で、485系ボンネット型特急のデザインの源流ともいうべき存在が、151系・181系 特急電車こだまです。1958年に登場した特急こだま号は、東京〜大阪間を6時間50分で走って、ぎりぎりの東京・大阪日帰り出張を実現したビジネス特急で、新幹線ひかり号・こだま号のまさに先輩格。hassan父の父が若くて独身のころ、特急こだま号に乗って東京へ転勤し、大阪へ里帰りしていたそうです。
特急こだまの運転台でひとしきり遊ばせたあと、大阪環状線の車両を部分展示しているコーナーへ。車両がスケルトン状態になっていて、車内の操作ボタンを押すと扉が開いたり閉まったり、床下の機械類が作動しているようすを見学することができます。つぎに、鉄道模型パノラマ室へとむかいます。ここでは、レール総延長約400mの大型ジオラマの中を、係員さんが操作するHOゲージの鉄道模型が走り回るようすを楽しむことができます。500系新幹線のぞみ・700系新幹線ひかりレールスター・寝台特急ブルートレインなどの鉄道模型が、朝〜昼〜夜〜朝という照明効果による演出とBGMにのって走行し、「虹の駅から出発しましたのはぁ〜、特急サンダーバード。山の駅を通過しましたのはぁ〜、特急カシオペアです」というような、ちょっと車掌さんっぽい独特の言い回しで、係員さんが解説してくれます。大型ジオラマの周囲はガラス窓で囲われていて、その外側3方向には見学用の雛壇が配置されています。開始時刻よりすこし早めに鉄道模型パノラマ室へ入って場所取りをしておくとよいでしょう。ただ、小さい子どもが壇に腰掛けると、子どもの視線は低いので、ジオラマ全体の動きが見えにくくなってしまいます。満席に近い状態のときに、幼児ぐらいまでの子どもにちゃんと見せてあげようと思ったら、壇の最上段で抱っこや肩車をするのがベストかもしれません。15分の間、まったく同じ姿勢で動かずにいるのはちょっと辛いですが、前回は2歳の長男を、今回は1歳半の次男を肩車して頑張りました。
鉄道模型パノラマ展示の模型運転時間 (1回約15分間)
- 平日:1回め/午前11時30分〜, 2回め/午後1時30分〜, 3回め/午後3時30分〜
- 土曜日・日曜日・祝日:1回め/午前11時30分〜, 2回め/午後1時〜, 3回め/午後2時〜, 4回め/午後3時〜, 5回め/午後4時30分〜
- 春・夏休み期間中の平日:1回め/午前11時30分〜, 2回め/午後1時〜, 3回め/午後2時30分〜, 4回め/午後4時〜
その後、第2展示場で
DD13形・
DF50形・
DD54形などのディーゼル機関車を見学したのち、ガラス越しに
7100形蒸気機関車「義経号」(鉄道記念物)を見学して、それから「プラットホーム・プラザ」と呼ばれている屋外展示を見学しました。ここでは、二代目京都駅の1番ホーム上屋の構造を使用した上屋の下に、
D51形2号機・
C62形26号機・
230形(鉄道記念物)などの蒸気機関車や、
上の写真のような
キハ81形特急用ディーゼルカーなどが展示されています。ボンネット型特急が大好物のhassan長男は、キハ81形の中に入りたがって言うことをきかず、「こんどまた乗せてもらおうな」と言って聞かせるのに苦労しました。土曜日・日曜日・祝日に開催されている「ミュージアム探検ツアー」に参加すれば、いろんな保存車両のなかを見学できるようですので、こんどはぜひ参加しようと決めています(キハ81形の運転台を見学可能かどうかは不明)。