2006年6月11日(日)、阪堺電気軌道の大和川検車区で開催された
「路面電車まつり」へ家族4人で行ってきました。阪堺電気軌道の路面電車は、大阪日本橋にある恵美須町〜浜寺駅前の阪堺線(はんかいせん)と、天王寺駅前〜住吉公園の上町線(うえまちせん)を走っています。明治時代から親しまれてきた阪堺線・上町線の路面電車は、大阪市内・堺市内ならば大人200円、大阪市内〜堺市内の連続乗車ならば大人290円という低価格な運賃が設定されていて、現在も庶民の足として大活躍しています。いまから約25年前、上町線の沿線に一時期住んでいたhassan父は、天王寺の学習塾へ通う際によくお世話になりましたので、この路面電車には格別の愛着があります。
さて、この日、路面電車まつり会場の大和川検車区までどうやって行こうかとかなり悩みました。一番オーソドックスに、大阪から阪堺線か上町線に乗って路面電車で「我孫子道(あびこみち)」駅まで行こうかとも考えました。ですが、先日、浜寺公園で子どもたちを遊ばせたあと、「浜寺駅前」〜「住吉」乗り換え〜「天王寺駅前」の往復を徹底的に堪能してしまったところなので、ちょっと食傷気味だなぁ…ということで、結局、南海高野線我孫子前駅から10分ぐらい歩いて会場へ向かいました。
会場に入ると、阪堺電気軌道・南海電鉄・比叡山鉄道・能勢電鉄などの鉄道会社が、いろいろな出店を出していて、鉄道関連グッズを販売しています。「あ、あの南海ラピートの子ども用Tシャツ、500円やて。1枚買うとこか?」などと言っている間に、このTシャツは売り切れてしまいました。会場の中ほどまですすむと、左側に路面電車のNゲージ走行会場や、いろいろなゲームなどのアトラクションコーナーがあります。車庫の建物の奥側へと回り込むと、各型式の路面電車車両が展示されていて、子どもたちが順番に運転台にすわったり、車両のまえで記念写真を撮影したり、たいへん賑わっていました。日頃見慣れているタイプの路面電車も、この日は特に魅力的に見えるので大人気です。
車庫の中をのぞき込むと、運転台の操作体験コーナーがありましたが、その手前に「ただいま約1時間待ちです」と書いた紙が貼り出されていたので、やむをえずパス…。会場のいちばん端のレールに設置されている洗車機には旧251型の車両がとめられていて、ずっと水浴びをしていました。
「予定していたミニSLの走行は、故障のため中止しおります」というアナウンスが先ほどからしきりに流れています。会場内を見渡すと、円形のミニレールレイアウトが設けられていて、2両連結の客車に子どもたちがまたがり、ときどき、係員のかたとおぼしき男性が後ろから手で押して走らせています。で、そのレールレイアウトの一角に人だかりができているので近づいてみると、C11形のミニSLが煙突からちょっとだけ煙を上げています。懸命に調整をおこなっている係員のかたがミニSLのそばにしゃがみ込んでおられますが、やはり、残念ながら動きそうにありません。「あれ乗りた〜い!え?なんで動かへんの?なんで〜?」とてもカッコイイC11形ミニSLに釘付けとなった長男は、すごく残念がっていましたが、「今日は動かへんけど、またこんど来たときに乗せてもらえるで」と、なんとかなだめて、阪堺電気軌道の路面電車のイラストが入ったビニール風船を買い与えて会場をあとにしました。