白浜を家族でうろうろしていると、頭の上で「クォ〜ンッ!バルバルバルバルッ!」となにやら賑やかです。空を見上げると、レシプロ飛行機が急上昇、反転、煙を吐きながら錐もみで垂直落下、あざやかに滑空して円弧を描き、アクロバット飛行を繰り広げています。調べてみると、2007年9月15日(土)のこの日、南紀白浜空港で空の日フェスタ2007 南紀白浜が開催されているではありませんか。雨が降ったり止んだりの不安定な天候だったので、その合間を見計らって、南紀白浜空港へ向かいました。
ところで、毎年9月20日は「空の日」と定められていて、「空の旬間」には各地で記念イベントが開催されています。南紀白浜空港では、1992年から毎年この時期にイベントが開催されてきたそうです。
南紀白浜空港に着きました。いつも旅客機の離着陸を見学するときは、空港に隣接した高台の公園駐車場に車を止めるのですが、この日は、旧南紀白浜空港跡地に無料の臨時駐車場が用意されていて、そちらへ誘導されました。
ターミナルビルの前に出店が出ていて、その一角にある自衛隊のテントでは、F15など航空自衛隊機の写真シートを無料配布しておられました。2枚1セットを頂戴して、空港のなかへ入ると、何機もの小型飛行機が間隔をおいて展示されています。テンションのあがった3歳の次男は、ジェット機の後退翼のように両腕をひろげて空港のエプロン(駐機場)を走り出しました。
会場では、和歌山県防災航空隊・和歌山県警察航空隊ヘリコプターによる飛行・合同救難救援訓練、大型化学消防車の放水・展示・試乗、空港で働く車(タグ車・トーイングトラクター・給油車)の展示、県防災センターの格納庫開放、旅客ターミナルビル屋上デッキの無料開放、キャビンアテンダントさんとの記念撮影、遊覧飛行(有料)などが催されていました。また、事前に申し込みが必要なイベントでは、JAL航空教室(JAL整備士さんの出張航空教室)と管制塔見学会が催されていました。
ローターの爆音を響かせながらのヘリコプター救難救援訓練は迫力満点。大型化学消防車の試乗では、やさしくて親切な消防士さんが子どもたちを運転席に乗せてくれます。雨が降ったためか、会場内もそれほど混雑しておらず、ほぼ順番待ちなしで試乗可能でした。それから、旅客機へ荷物を運ぶのに大活躍しているタグ車の運転席にも、自由に座ることができて、子どもたちは大喜び。
圧巻のイベントは、
チーム・ディープブルースの
室屋義秀さんによる華麗な曲技飛行です。午後1時30分からの(たぶん)2回めの飛行を家族で堪能することができました。室屋さんが操縦するエクストラ300Sは、カーボンファイバーと鋼管フレームの機体に、ライカミング社の水平対向6気筒300馬力のエンジンを装備する競技用エアロバティックス機だそうで、みるからに軽快そうな機体と視界が良好そうなキャノピーがカッコいいです。プロペラを回して滑走路から離陸すると、あっという間に垂直上昇、背面飛行、逆落としに急降下、錐もみ状態での垂直降下、機体を立て直してコークスクリューのようにグルグル回転しながら地面すれすれで飛行。白いスモークを曳きながらアクロバット飛行を繰り広げるエクストラ300Sに、みんな釘付けでした。