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hassanのお出かけメモ:数少ないhassan一家のお出かけのときに見聞きしたことや、もしかしたら皆さんのお役に立つかもしれない情報を、hassan父とhassan母が気まぐれに書き留めています。


34. 南紀 (その7) 串本海中公園で磯観察体験

串本海中公園の潮だまりで磯の生きものを観察
串本海中公園の潮だまりで磯の生きものを観察
今年の夏は、紀伊半島の南端、潮岬の近くにある串本海中公園へひさびさにお出かけしました。串本海中公園では、さまざまな体験プログラムが用意されています。前回の訪問のときに、ぜひとも子どもたちを参加させたいと思っていた磯観察体験では、学芸員のひとに教えてもらいながら、串本海中公園の潮だまりに棲むいろいろな生き物を観察することができます。次男がようやく海を怖がらない年齢になったので、今回はいよいよ念願のプログラムにチャレンジしてきました。
南紀 その2 串本・すさみ
No.13 南紀 その2 串本・すさみ
串本海中公園と、すさみ町立エビとカニの水族館を紹介。
up 2006/06/07
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体験プログラム磯観察体験の申し込みは、参加を希望する前日の午後5時までに電話予約が必要です。実施時間帯は、午前の部が10時〜12時、午後の部が13時〜15時です。夏休みだから希望者が多くて、もう無理かもしれないなあと思いながらも電話をいれてみると、hassan一家の今回の旅行日程内で、7月の最終日の1日だけ空きがありました。学芸員のかたが1グループにつきっきりで対応してくれるので、予約はすぐにいっぱいになってしまうような感じです。希望する日時が決まっているなら、できるだけ早めに串本海中公園センターへ電話をかけたほうがよいと思います。
串本海中公園 水族館のエントランス
串本海中公園 水族館のエントランス
午後の部を予約したhassan一家は、潮岬にある紀州なぎさの駅 水門まつりで中トロ丼をお昼ごはんに食べたあと、12時45分までに串本海中公園 水族館のエントランスで係のかたに到着を告げてチケットを購入して待機していました。エントランスの床には、賢くておとなしいラブラドール・レトリーバーが「伏せ」の態勢でじっとしていました。水族館がリニューアルしたので、このワンちゃんのお出迎えはあたらしい演出のひとつなのかなあと思っていましたが違いました。くわしくはあとで…。さて、午後の部の開始時刻の1時に、学芸員のかたといっしょに串本海中公園の磯へ歩いていきました。はじめに、串本ダイビングパークのフロントでロッカーの鍵をお借りして貴重品を預けます。磯観察体験の参加者は、串本ダイビングパークのシャワーやロッカールームを利用できるので、着がえや荷物をロッカーに入れて水着に着替えることができます。また、プログラム終了後、海の塩水でベトベトになっても、シャワーを浴びてさっぱりして帰ることができます。
吉野熊野国立公園の一地区である串本海中公園の海岸は「錆浦(さびうら)」と呼ばれています。これは、サンゴのことを串本では「錆(さび)」と呼んでいるためで、錆浦とは「サンゴがたくさんある海岸」という意味になります。錆浦には本州最大規模のテーブルサンゴが群生していて、1970年に日本で初めての海中公園地区に指定され、この地区内の生きものと環境は、かけがえのない自然財産として保護されています。海中の生きものを見学するために、海中展望塔が設置されていますが、ダイビングのできる人は、串本ダイビングパークの施設を利用して、すばらしい海中景観を存分に楽しむことができます。
今回、hassan一家4人は、水着水に濡れても良いTシャツなどを着て、全員ウォータシューズを用意していきましたが、次男のウォーターシューズは足のつま先が露出するタイプだったので、学芸員のかたから、つま先も覆うタイプのものをお借りしました。また、水の中の生きものを観察するために、プラスチック製の箱めがねゴーグルなどを持っていきました。生きものを一時的に観察するために、透明プラスチック製の小さな飼育ケースも持っていきました。
串本海中公園のさびうらビーチ
串本海中公園のさびうらビーチ
串本ダイビングパークのところから、磯の岩場へと降りていきます。磯観察に適した場所へ移動していくとき、夏のカンカン照りで暑かったので、波打ち際を腰上まで海水に浸かりながら、学芸員さんは涼しいルートを案内してくれましたが、すこし波があって4歳の次男が怖がったのと、hassan父が無謀にも首からぶら下げていたデジタル一眼レフカメラがちょっとピンチでした。
錆浦の端のほうにある三角錐形の岩礁の周辺に広がる潮だまりが、今回の磯観察の場でした。海の水は満ちたり引いたりするので、海の潮位(ちょうい)がいちばん高くなる満潮(まんちょう)のときと、いちばん低くなる干潮(かんちょう)のときの潮位の差は、串本では2メートルぐらいあるそうです。干潮のときにできる潮だまりの中には、魚や貝、ナマコウニエビカニなどの生きものたちがたくさんいます。学芸員さんが潮だまりの底に潜ってウニやナマコや貝をすくい上げて、子どもたちに触れさせてくれます。専門知識を持ったかたの指導のもとでの磯観察なので、危険な生きものにさわる心配もなく安心です。また、すこし浅瀬へ移動して、みんなで小さな岩をひっくり返してヤドカリやカニを観察したりしました。ヤドカリのなかまなのにカニのような格好をしたカニダマシとカニを較べたりするのに、プラスチック製の飼育ケースが活躍しました。もちろん、観察後は生きものたちをすぐに磯へ戻しました。
2時を過ぎた頃から、雷が鳴って雨がザーザー降ってきました。高い岩場に置いた荷物にポリバケツをかぶせて雨を防ぎ、少し寒くなってきたので、水温がまるで温泉のように暖かい浅めの潮だまりに座り込んで磯観察を続けました。ヒトデが嫌いな長男がちょっとビビリ気味でしたが、めったに体験することができない貴重な時間を楽しむことができました。
串本海中公園 体験プログラム 磯観察体験
  • とき/毎日 1回め/午前10時〜12時, 2回め/午後1時〜3時
  • ところ/串本海中公園 (株式会社串本海中公園センター 〒649-3514 和歌山県西牟婁郡串本町有田1157)
  • 対象/幼児(3歳)〜おとな (幼児・小学生・中学生だけの参加はできない。保護者がいっしょにくること)
  • 参加費/幼児/200円, 小学生・中学生/1,700円, 高校生/2,300円, おとな/3,300円 (※水族館と海中展望塔の入場料を含む。海中光船ステラマリスの乗船料は含まれない。水族館飼育体験と磯観察を1日で両方体験できる、割引料金の水族館飼育体験&磯観察セットプランもある。)
  • 参加のしかた/前の日の午後5時までに電話で申し込む。当日の開始時刻5分まえに水族館チケット売り場まえで集合。
  • そのほか/潮位や天候などによっては開催できない場合がある。7〜9月の期間は暑いので、水につかりながら観察することになる。水着、ぬれてもいいTシャツ、タオルを持っていくこと。
  • 問い合わせ先・申し込み先/串本海中公園センター TEL.0735-62-4875
じつはこの日、とてもうれしいサプライズがありました。磯から串本ダイビングセンターへ戻ってシャワーを浴び、子どもたちを着がえさせていると「お疲れまでーす!」と元気な声で周囲に挨拶しながら、ダイビングスーツ姿の石田靖さんが海から上がってくるではありませんか。「こんにちは」とhassan一家が挨拶すると、石田靖さんはさわやかな笑顔で「こんにちはー!」と応えてくれました。そういえば、お昼過ぎから、水中カメラを持ったグループが錆浦でダイビングしておられました。後日、石田さんのブログ記事を読んで知ったのですが、石田靖さんはテレビ大阪の科学教育テレビ番組「かがく de ムチャミタス」のロケで串本水中公園へ来て、なんと、自らサンゴを撮影するためにダイビングしておられたのです。で、さっき、水族館のエントランスでおとなしく待機していたラブラドール・レトリーバーは、「かがく de ムチャミタス」で石田靖さんと共演している「べんけい」くんだったのです。
「かがく de ムチャミタス」の放送局・放映時間予定
  • テレビ大阪 TVO/毎週土曜日 9:30〜9:45
  • テレビ和歌山 WTV/毎週土曜日 18:45〜19:00
  • びわ湖放送 BBC/毎週土曜日 18:45〜19:00
  • 奈良テレビ TVN/毎週土曜日 18:15〜18:30
  • 福井テレビ FTB/毎週月曜日 16:00〜16:45
水族館の水槽にいるクエ。やっぱり、おいしそう…。
水族館の水槽にいるクエ。やっぱり、おいしそう…。
串本ダイビングセンターのシャワーを浴びて、さっぱりした気分で、串本海中公園の水族館をもう一度見学。水槽のなかの生きものたちを食い入るように観察する子どもたちは、磯観察を体験する前にくらべてなんとなく真剣な雰囲気です。錆浦の潮だまりを再現した展示では「あ、さっきおったのとおんなじウニや〜!」とよろこんでいました。2008年6月1日にウミガメブリーディングパークとしてリニューアルオープンしたウミガメプールは、以前よりもウミガメ産卵場を広くなって、ウミガメたちがより自然に近い環境で過ごせるよう工夫されていました。また、ウッディな感じに改装されたテラスもよい雰囲気です。子どもたちはアオウミガメアカウミガメ、そしてウミガメの赤ちゃんたちに夢中になってエサをあげていました。
売店のほうへ通じる水中トンネルの大水槽には、ウミガメ・サメ・エイなどが悠々と泳いでいて、その中を通り抜けることができます。さきほど、磯観察体験でお世話になった学芸員のかたが水槽の中に潜っておられて、水槽を掃除したり、魚たちに給餌したりしていました。思わぬかたちの再会に、子どもたちも大よろこびです。
磯観察体験でご案内いただいた学芸員さんと、水族館の水中トンネルで再会
磯観察体験でご案内いただいた学芸員さんと、
水族館の水中トンネルで再会。
海の中に突出した、串本海中公園のシンボル海中展望塔は2008年7月19日にリニューアルオープンしたばかり。海中展望塔の内側の壁は青をベースにした色彩に統一され、照明効果もあって、幻想的な海の中にいる感覚を味わうことができます。
海中展望塔
海中展望塔
海中展望台は沖合140メートルのところにあり、水深6.3メートルの海底のようすを一年中観察することができます。海中展望塔の外にひろがる海底は、テーブルサンゴの世界です。この日もソラスズメダイ、メジナ、ブダイなどの魚たち、熱帯・亜熱帯にすむカラフルな生きものたちが生き生きと泳ぎまわっていました。
海中展望塔からサンゴ礁の魚たちとコンニチハ。
海中展望塔からサンゴ礁の魚たちとコンニチハ。
つぎの機会に串本海中公園を訪れるときは、ウミガメの放流に立ち会える催しや水族館宿泊体験などに参加して、本州最南端の海の世界を、子どもたちともっともっと楽しんでみようと思います。

施設名
串本海中公園 (株式会社串本海中公園センター)
所在地
〒649-3514 和歌山県西牟婁郡串本町有田1157 代表TEL.0735-62-1122 申し込みTEL.0735-62-4875 FAX.0735-62-5417、串本ダイビングパークTEL.0735-62-6091
入場料(水族館・海中展望塔)
大人‥1,500円 小中学生‥700円 幼児(3〜5歳)‥200円 幼児(2歳以下)‥無料.
開館時間
午前9時〜午後4時30分 (入場券の発売は午後4時まで)
交通アクセス
電車で/名古屋方面から‥JR特急で紀伊勝浦へ、紀伊勝浦から普通列車に乗換えて串本駅下車。串本駅からバスで約13分, 電車で/大阪方面から‥JR特急で串本駅で下車。串本駅からバスで約13分, 車で/名古屋方面から‥東名阪と紀勢自動車道を利用。大宮大台I.C.から国道42号を南下して約3時間30分, 車で/大阪方面から‥阪和自動車道と海南湯浅・御坊道路を利用。南紀田辺I.C.より国道42号線を南下して約1時間20分.
駐車場
無料駐車場200台収容.
体験プログラムの問い合わせなど
プログラムによって、申し込み・問い合わせ先が串本海中公園センターと串本ダイビングパークなど異なるので、[動物園・水族館]-[串本海中公園]を参照.
館のサイト
http://www.kushimoto.co.jp/


※このページでご紹介している情報は2008年8月現在のものです。ご利用になるかた各人の責任においてご活用下さい。
(メモを書いた日/2008年8月8日)
太地町立くじらの博物館・太地くじら浜公園
No.31 南紀 その6 太地町立くじらの博物館
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up 2008/4/7
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