38. 九州鉄道記念館
九州鉄道記念館 クハ481 形603 号機 特急用車両( 昭和44 年製造) 481 系は 電車特急「こだま」 型151 系・181 系の 発展型で、 交流・ 直流の 両方で 運転できる. 九州では 特急「にちりん」、「かもめ」、「 有明」として 活躍した.
前回・ 前々回に 引き 続いて、 hassan一家の 山口・ 福岡旅行リポートです。 新山口駅まで0系新幹線こだま629号に乗車して、 津和野駅までSLやまぐち号に乗車した hassan一家は、 ホテル西長門リゾートで1 泊し、 翌日の 10月18 日(日)は、レンタカーで 下関から 関門橋を 渡って 九州へ 上陸しました。 目的地は 北九州市門司区にある 九州鉄道記念館です。おしゃれに 整備されたレトロパーク 門司港にある 九州鉄道記念館は、 JR九州が 所有し、 九州鉄道記念館運営共同企業体が 管理運営する 施設です。
 | - No.10 交通科学博物館
- 大阪弁天町にある交通科学博物館の展示などをご紹介。
up 2007/05/29
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明治21年に九州最初の鉄道会社「九州鉄道本社」が設立され、明治24年に門司駅(現在の門司港駅)が開業すると、その本社が門司におかれました。門司港は、九州で産出した石炭を輸出する貿易港として、とても重要な港だったのです。九州の鉄道網は門司港を始点として形成されていき、明治40年に鉄道が国有化されると、門司に鉄道管理局(鉄道局)が設置され、九州の鉄道の中枢地となった門司港は昭和のはじめまで繁栄を続けました。
その門司港駅の南東側に九州鉄道記念館は位置しています。敷地へ入ると正面に車両展示場があり、そこに中央ゲートがあります。入館料を支払ってリーフレットをもらい、ゲートを通ります。
 入館時にもらえるリーフレット. レトロな表紙デザインが良い. |  「お父ちゃんお母ちゃん、いっぱい汽車が並んでるで!」 |
九州鉄道記念館は車両展示場と本館とミニ鉄道公園で構成されています。車両展示場は覆い屋つきの屋外展示施設で、長さ約180mの場内線路には、九州歴代の実物車両が静態保存されています。蒸気機関車59634号機、蒸気機関車C59-1号機、電気機関車EF10-35号機、電気機関車ED72-1号機、気動車キハ07-41号機、電車特急クハ481-603号機、寝台電車特急クハネ581-8号機、石炭専用貨物車セラ1239号機の8車両が、まるで駅のホームに停車するように並んでいます。
 いちばん 手前に 展示されている9600 形 59634 号機( 大正11 年製造). 9600 形は 初の 国産貨物機関車で、 勾配の 急な 線の 旅客列車もけん 引した.
 ピカピカボディーと 青プレートが 印象的なC59 形1 号機( 昭和16 年製造). C59 形は 東海道・ 山陽本線で 特急をけん 引した 旅客用主力機関車.
hassan長男はちょっとレトロ好みなので、旧国鉄〜JRで活躍していた481系・485系のボンネット型特急車両が一番大好きです。大阪弁天町にある交通科学博物館の展示車両でも、キハ81形特急用ディーゼルカーと151系・181系電車特急「こだま」がお気に入りです。九州鉄道記念館には、リーフレットの表紙イラストにもなっているように、クハ481形603号機 特急「にちりん」があります。この車両は昭和44年にクロ481形5号機として誕生して東北地方で走っていましたが、東北新幹線開業にともなって鹿児島車両管理所で改造され、クハ481-603と車号も変更されたそうです。
迫力満点の 車両展示に 子どもは 大はしゃぎです.
クハ481系603号機の先頭部分で記念写真を撮っていたとき、長男・次男のテンションは最高潮でした。この車両の車内は自由に見学が可能なので、さっそく中へ。交通科学博物館のキハ81と似たようなコバルトブルーのシートが並ぶ車内に座ると、いまにも発車してどこか旅行へ連れて行ってくれそうです。
自由に 乗車できる 車両もあり、 昭和40 年代の 旅行気分も 味わえます. ( 写真はクハ481-603の 車内)
クハ481形603号機の奥側にクハネ581形8号機が展示されています。この寝台電車特急は、昼間は座席特急として、夜間は寝台特急として運転できる便利な車両です。「月光」・「つばめ」・「はと」などの関西〜九州間特急に使用されました。この展示車両も、車内を自由に見学できるので、寝台特急での旅行気分を味わうことができます。
寝台電車特急クハネ581 形8 号機 ( 昭和43 年製造). 世界初の 寝台電車特急「 月光」。581 系は 寝台特急と 座席特急のどちらでも 運用できる 車両.
車両展示場から階段を上ると、九州鉄道記念館の本館があります。現在、本館に使われている赤レンガ造りの建物は、明治24年の門司駅開業と同時に九州鉄道会社の本社として建てられ、明治時代には帝国鉄道庁や鉄道院の鉄道管理局、大正時代には鉄道省門司鉄道局、戦後は日本国有鉄道西部支社など、九州鉄道網の中枢機能を担ってきた由緒ある建造物です。
本館の内部には、明治時代の客車の実物展示、811系近郊型電車の運転シミュレーター、HOゲージの鉄道模型が走る>九州の鉄道大パノラマ、九州の鉄道史に関する展示などがあります。811系近郊型電車の運転シミュレーターでは、門司港〜西小倉間の実際の路線風景での運転を運転台に座って疑似体験できます。九州の鉄道大パノラマでは、九州を舞台にしたジオラマのなかで、JR九州を代表する列車模型が博多駅や門司港駅から次々と発車し、迫力ある映像をつかったショーを楽しむことができます。ショーがおこなわれていない時間帯には、実物のマスコンを使った運転操作卓からHOゲージを操作することができます。また、パノラマ内に設置されたCCDカメラからの映像も楽しむことができます。
- 九州の鉄道大パノラマ演出開始時間(約10分間上映)
- 平日の演出開始時間/11:30 13:00 14:30 16:00
- 土日祝日の演出開始時間/10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00
外観とは 異なり、 現代的なデザインの 本館常設展示室
本館を出て外部コートを歩くとミニ鉄道公園にたどり着きます。じつは中央ゲートを通るころから、hassanちの長男・次男は、ミニ鉄道公園の中を走るミニ列車の存在に気づいていて、「あれ乗りたい!はよあそこ行こ!」と待ちきれないようすでした。ミニ鉄道公園には、レール幅450ミリの鉄道がめぐり、単線と複線の線路に信号機が置かれていて、787系つばめ・885系かもめ・883系ソニック・72系ゆふいんの森・813系近郊型電車の5つのミニ列車を自分で操作して、本格的な鉄道レイアウトで本ものの列車とおなじような運転を体験することができます。
hassan長男・ 次男が 運転する813 系近郊型電車のミニ 列車
hassan長男・次男が選んだミニ列車は813系近郊型電車。先進フォルムの特急ではなく、四角い箱形フォルムの近郊型電車をあえて選ぶとは、やはり渋めの趣味です。乗車料金は1台につき1回300円。1台に3名まで乗車することができます。この日はカンカン照りの晴天だったので、エアコンのないミニ列車内はオーブントースターか電子レンジの中のようです。車内には暑さ対策として“うちわ”が置いてありました。本格的な鉄道線路で列車の運転を堪能できた子どもたちは、もちろんご満悦でした。
 ミニ 鉄道公園 駅舎のホーム
九州の鉄道の中枢地、門司港にある九州鉄道記念館。北九州へお出かけのとき、おしゃれなレトロパーク門司港や関門海峡で観光を楽しみながら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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