hassanのお出かけメモ
hassanのお出かけメモでは、数少ないhassan一家のお出かけのときに見聞きしたことや、もしかしたら皆さんのお役に立つかもしれない情報を、hassan父とhassan母が気まぐれに書き留めています。お出かけの参考になればうれしいです。
65. 1泊2日東京親子ツアー 後編 「熱中スタジアム」に出演
NHK BSプレミアムのテレビ番組 熱中スタジアム(放送‥毎週月曜日19:00~19:44 再放送‥毎週木曜日 23:30~24:14) 「博物館ナイト(理系編)」(2012年1月30日放映) 「博物館ナイト(文系編)」(2012年2月6日放映分)の収録のため、2011年12月10日(土)、次男とhassan父の2人で東京へお出かけしました。
「こどものための博物館情報」をご覧になったNHK BSプレミアム「熱中スタジアム」の制作担当者のかたから、番組収録への出演オファーをいただき、hassan父と次男が東京渋谷のNHK放送センターへ飛んでいきました。ちなみに大阪の自宅を出たのは午前5時台。午前8時すぎに関西空港発の飛行機にのって、渋谷に午前10時ごろ到着しました。
渋谷のNHK放送センター正面玄関に番組スタッフのかたが待機しておられて、一般出演者控え室となっているスタジオにご案内いただきました。そこで他の共演者のかたとお話ししたり、親子の分のネームプレートを書いたり、番組のマスコットキャラクター「ねっちゅーりっぷ」が表紙になったスケッチブックに話しのテーマを書き込んだり、お弁当を食べたり、お菓子を食べたり、結構いそがしい待ち時間でした。収録スタジオ入りの午後1時になり、スタッフのかたが出演者の名前を読み上げ、30名以上が3列縦隊をつくって、控え室から収録スタジオまで、放送センターの廊下を早足で行進していきます。

NHK放送センターの廊下を行進して収録スタジオへ
NHK総合テレビ「あさいち」の収録スタジオのサインが出ている角を曲がると、「熱中スタジアム」の収録スタジオがありました。赤と黄色を基調にしたカラフルなデザインのセットです。巨大なテレビカメラ、クレーンカメラに囲まれたスタジオは、明るい照明に煌々と照らされています。順番に名前を呼ばれて、自分の席に着席します。
hassan次男と父の席は、右側最前列の真ん中から2つめと3つめ。無茶苦茶目立ってしまう場所です。脚がお行儀悪いと、ぜんぶカメラに拾われてしまいます。ちょっと緊張してきました。
「熱中スタジアム」博物館ナイトは、第1夜の前編「理系編」と第2夜の後編「文系編」に分けて放送されましたが、収録も休憩をはさんでそれぞれ2時間ぐらいずつに分けておこなわれました。この日にそなえて、製作担当のかたと電子メールや電話で連絡を取り、収録テーマ・メニューに沿って、アンケートを書いたり、お話しする概要を取りまとめたり、大学のかんたんなレポートを執筆するぐらいのパワーを準備に要しました。
参加者はそれぞれおすすめの博物館について語るわけですが、今回の番組における「博物館」のカテゴリーがあって、収録日までに何度か紹介する内容を変更する必要がありました。まず1つめの問題として、動物園や水族館と名のつく施設は、今回対象外となること。これらの施設も我が国の法律では博物館として取り扱われているのですが、放送内容から今回は外れてしまうので、紹介することはできないのです。とはいえ、動物などがいるけども施設の名前に「博物館」と入っていればオーケーという、ややざっくりとした取扱いになっています。また、この放送局の特性上、企業が運営する博物館もNGということで、紹介リストから除外する必要がありました。

収録スタジオで着席の指示を待つ次男
スタジオの自席に着席して、まずはじめにプロデューサーのかたの挨拶、そしてディレクターのかたから注意事項などの事前説明があり、拍手の練習、一斉発声の練習などがありました。
今回のゲストは、ココリコの田中直樹さんとSDN48の芹那さん。コメンテーターに荒俣宏さん。ココリコ田中さんは、2011年9月で放送が終了してしまったTBSのテレビ番組「飛び出せ!科学くん」で、博物館好きと動物好きを目一杯発揮しておられた芸能界きっての博物館通。スタジオ入りされたときは「おおっ、やるな!NHK」という感じで、参加者から静かな納得の歓声が上がっていました。荒俣さんもココリコ田中さんもテレビで観る印象とほぼ同じです。芹那さんは、うわ無茶苦茶細いなあ~っていうくらいスマートで可愛らしい女性でした。
司会のオリエンタルラジオの中田敦彦さんは印象通り、中越典子さんはテレビで観るよりもさらにお美しい印象でした。
第1夜「理系編」で、hassan父と次男がメッセージボードに書き込んでいたおすすめの博物館は、梅小路蒸気機関車館、橿原市昆虫館、太地町立くじらの博物館、福井県立恐竜博物館、滋賀県立琵琶湖博物館、大阪市立自然史博物館などだったと思います。このうち、次男や父が挙手をして発言の機会が与えられたのは「太地町立くじらの博物館」と「福井県立恐竜博物館」でした。次男が「太地町立くじらの博物館」をおすすめして、オリラジ中田さんから「どんなところですか?」とたずねられた次男は、困ったようすでしばし無言‥。横から父がささやいて入れ知恵すると、ようやくマイクが拾えるかどうかの小声で「くじらといっぱいあそべるところ‥」と、なんとか発言してくれました。これはありがたいことに、うまく編集がかけられながらも放映されていました。そのあと、父が代わりに「太地町立くじらの博物館」の説明をたくさんお話しして、ココリコ田中さんや荒俣さんと会話を交わしたりもしたのですが、父の発言シーンはすべてカット。そのかわりに、くじらの博物館の提供映像がナレーションつきで組み込まれていました。父が挙手をしてフューチャーした「福井県立恐竜博物館」も、父の話がおもしろくなかったようで全部ばっさりカットされていました。ですが、短い秒数とはいえ、次男の出番がばっちり放映され、とりあえず東京行きが無駄に終わらず一安心でした。

収録スタジオの自席でスタンバイするhassan次男
右隣は父がお誘いしたBさんですが別人と名前を間違われて放送(笑)
1時間ぐらいの休憩時間をはさんで、ふたたびスタジオ入り。第2夜「文系編」の収録です。ゲストも第1夜「理系編」とおなじメンバー。hassan父と次男がメッセージボードに書き込んでいたおすすめの博物館は、大阪府立狭山池博物館、大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館、有田川町鉄道交流館などです。このうち、次男が挙手をして発言の機会が与えられたのは「大阪府立狭山池博物館」でした。父も助け船を出して発言したり、がんばって紹介したのですが、残念ながらすべてカット‥。
この回は、東京都板橋区にある駄菓子屋ゲーム博物館の館長さんがスタジオにいらっしゃって、懐かしの駄菓子屋10円ゲーム「新幹線ゲーム」などの実機がスタジオにセッティングされました。オリラジ中田さん、ココリコ田中さんもゲームにチャレンジするなか、スタジオの子どもたちもスタッフのかたから10円玉を手渡されてつぎつぎにチャレンジ。hassan次男もオリラジ中田さんの「よし、いくか!」との出撃命令を受けて「新幹線ゲーム」にトライしましたが、あまり見せ場もなくゲームオーバー。その結果、次男のこのシーンは編集で全削除‥。
番組終盤、「博物館とは?」というテーマで語るシーンでは、hassan父が語るシナリオがあり、うまく取りまとめてお話ししたつもりだったのですが、話しが多岐にわたりすぎたためか、話しが若干長すぎたのか、これもすべて編集でカット‥。hassan父の元職場の同僚で高校教諭のBさんも、この収録に参加していて、「博物館とは?」のテーマで発言し、この部分はみごとに放映されていました。よかったと思いきや、画面スーパーに書かれた名前はBさんの名前ではなく、まったくの別人の名前‥。これはちょっとショックでした。
第2夜「文系編」での番組進行上、かなりあやしげに思える味わいのある展示施設を「上級者向き博物館」と設定され、そちらの紹介や話題提供に主軸をおいておられた関係で、hassan父子がおすすめした文系博物館の話題は、編集ですべて不要となってしまったようです。結果、第1夜「理系編」で次男のおすすめ博物館が紹介されたものの、第2夜「文系編」での父と次男の若干宣伝っぽいトークは、恥ずかしくも情けないことに、すべてお蔵入りとなりました。せめて、1回くらいはhassan父の出番が残されているかと期待していましたが、ありがちなこととはいえ、ちょと残念でした。
午後1時ごろから始まったスタジオでの2回放送分の収録は6時間ぐらいの長丁場となりましたが、これでもまだ早く終わったほうだそうです。NHK放送センターの玄関を出たのは午後7時半すぎでした。小学校1年生の次男には、よくがんばったと我が子ながら誉めてやりました。スタッフの皆さん、出演者の皆さん、おつかれさまでした!ありがとうございました!とても楽しい番組内容に仕上がったと思います。ごいっしょに出演させて頂いたディープでコアな博物館ファンのみなさんと、これからも縁があれば仲良くさせていただければと願っています。
<追記 2012.2.22> 残念ながら、NHK BSプレミアム「熱中スタジアム」が2月20日放映分(再放送2月23日)をもって放送終了になりました。2年間放送されてきたこの番組、興味のある人にはとても興味深い内容を深く掘り下げて紹介する番組作りがとても楽しく、NHKでしか作り得ないコンテンツだなあと今後の番組にも期待していましたが、これもしかたのないことなのでしょう。番組関係者のかたがた、ありがとうございました。また、こうした番組製作を期待しております。
※このページでご紹介している情報は2012年2月6日現在までに、hassanが個人的に見聞きしたことを取りまとめたものです。ご利用になるかた各人の責任においてご活用下さい。