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hassanのお出かけメモ:数少ないhassan一家のお出かけのときに見聞きしたことや、もしかしたら皆さんのお役に立つかもしれない情報を、hassan父とhassan母が気まぐれに書き留めています。


69. 博物館でお絵かきしよう その3

重源坐像の写生
重源坐像の写生に取り組むhassan次男
2012年5月26日(土)と6月10日(日)に、大阪府立狭山池博物館の第12回子ども絵画コンクール「狭山池や博物館を描こう!!」の写生会が開催されました。大阪府立狭山池博物館がオープンした2001年から毎年開催されてきたこのコンクールでは、博物館の展示品や建物、博物館が建つ狭山池の風景、子どもの心の中にある「未来の博物館」などをテーマにした作品を募集しています。写生会では、小学校の図工や美術の先生、美術協会に所属する市民のかたがたが、絵を描いている子どもたちに指導・助言してくれます。hassan次男・長男は5月26日の写生会に参加しました。
No.57 博物館の絵画コンクールでお絵かきしよう
No.57 博物館の絵画コンクールでお絵かきしよう
狭山池博物館の第11回子ども絵画コンクールに、hassan長男と次男が参加しました。
up 2011/7/30
博物館でお絵かきしよう!
No.42 博物館でお絵かきしよう!
大阪府立狭山池博物館の第9回子ども絵画コンクールに参加。博物館施設でのお絵かきの魅力をご紹介。
up 2009/6/21
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大阪府立狭山池博物館の写生会では、館の内外、好きな場所でお絵かきできますが、水彩絵の具など水を使う画材は、展示品保護のために館内での使用が禁止されています。なので、展示品を水彩絵の具で描きたいときは、エンピツやクレヨンなどで下書きしたあと、屋外や自宅で絵の具を使って作品を仕上げることになります。今年の写生会は両日とも好天に恵まれ、たくさんの子どもたちが楽しそうに写生していました。
重源坐像レプリカ・重源狭山池改修碑の展示ゾーン
重源坐像レプリカ・重源狭山池改修碑の展示ゾーンに陣取って作品に集中。
昨年は「片桐且元画像」の模写風の作品にチャレンジしたhassa次男ですが、長男が描いた「狭山池惣絵図」が館長賞に選ばれ、次男の作品は特別賞選出だったため、「お兄ちゃんに負けた!」と涙を流して悔しがっていました。今年、次男が写生の対象に選んだのは「重源坐像レプリカ」。源平の争乱で消失した東大寺を再興し、狭山池の改修をおこなった平安時代末期〜鎌倉時代の僧、重源。三重県伊賀市にある新大仏寺の坐像の複製品ですが、原品とほとんど見分けられないほど精巧にできています。なかなか渋い顔つきをしています。「こんどはお兄ちゃんに負けへんで」と坐像の斜め前に陣取って、重源の横顔をクレヨンで写生しはじめました。
左:クレヨンで写生中 右:完成作品「ちょうげん」
左:クレヨンで写生中の作品 右:完成した次男の作品「ちょうげん」
昨年とは違い、迷うことなく構図を決めて、クレヨンでアウトラインを描いていきます。その後、パスなども使って坐像と背景の色をおおまかに塗っていきます。重源の渋めの顔の表情や、法衣がシワシワになった表現なども味のある描写ができたようです。驚いたのは、次男の集中力が大幅にアップしていたことです。午前10時半ごろから描き始めて、午後3時前までの約4時間半、昼ご飯も食べずに一心不乱に写生を続けていました。小学校1年生だった昨年までとちがって、絵に対する思いがとても強くなったように感じます。
帰宅後、次男は水彩絵の具とクレヨンで上塗りを重ね、約2週間かけて作品「ちょうげん」を完成させました。坊主頭や、立体感のある「なで肩」、彼なりにこだわりをみせた衣の表現などが、次男らしい風合いで「すごいええやんか!」と親バカですが、ほめてしまいました。
重源坐像前の家形石棺蓋
長男は、狭山池中樋放水部出土の石樋部材、刳抜式家形石棺蓋を写生。
hassan長男は、前回、江戸時代の「狭山池惣絵図」の模写風の作品を描いたので、今回は立体物を描こうと考えていたようです。少し迷った末に、弟が写生している重源坐像の正面に展示してある家形石棺蓋を描き出しました。これは7世紀前半ごろにどこかの古墳の横穴式石室内で使われていた大きな家形石棺の蓋で、兵庫県加古川市付近で産出する凝灰岩「竜山石」をくり抜いてつくられています。大正末年・昭和初年の狭山池改修時に、末永雅雄博士が中樋放水部から発掘し、長い間、狭山池の堤の斜面で雨ざらしの状態で保管されていました。このため、石棺の表面は独特のつやがある褐色になっていて、中樋取水部でのちにみつかったセットになる石棺本体とは別個体のようにみえます。
最初は石棺の小口側の正面からスケッチしていた長男ですが、途中から斜めからのアングルに変更していたので、クレヨンで下書きした石棺の姿は、若干歪んだ形になってしまっています。自宅に帰ってから、2週間ぐらいのあいだ、就寝前にちょっとずつ手を加えて水彩絵の具などで彩色していました。家形石棺の形をちゃんと観察できているとはいえないけども、重厚な石棺の存在感や迫力は、けっこう再現できたようです。
長男が描いた「石棺」
長男が描いた作品「石棺」
この絵画コンクールの応募全作品は、2012年7月14日(土)から8月26日(日)のあいだ、狭山池博物館の館内に展示されています。それに先立って作品審査が実施されました。幼稚園年中のときから参加しはじめて以来、おそらく最高の集中力をみせてリベンジに燃えながら製作した次男の作品「ちょうげん」が館長賞に、長男の作品「石棺」が優秀賞に選ばれました。
作品のまえで 次男
hassan次男、念願の館長賞受賞.
作品のまえで 長男
優秀賞、hassan長男もがんばりました.
年齢が長じるにつれて、だんだんと手が込んできて製作期間が長くなる反面、製作に当てることのできる時間が厳しくなってきましたが、来年は長男が6年生になって、このコンクールに参加可能な最後の回です。絵を描くことが好きで、写生会にも楽しんで参加してくれているので、各地の博物館施設などでもこうした催しがあれば参加していきたいと思います。

※このページでご紹介している情報は2012年7月20日現在までに、hassanが個人的に見聞きしたことを取りまとめたものです。とくに各地の博物館や動物園の開催情報等は古い場合があります。直接それぞれの施設にお問い合わせるなど、ご利用になるかた各人の責任においてご活用下さい。
(メモを書いた日/2012年7月20日)
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