hassanのお出かけメモ


hassanのお出かけメモでは、数少ないhassan一家のお出かけのときに見聞きしたことや、もしかしたら皆さんのお役に立つかもしれない情報を、hassan父とhassan母が気まぐれに書き留めています。お出かけの参考になればうれしいです。


70. 大阪歴史博物館わくわく子ども教室 凧づくりと凧あげ

いろいろな和凧
「日本の凧の会・大阪」の凧
2013年1月6日(日)、大阪歴史博物館で開催された「わくわく子ども教室 凧づくりと凧あげ」にhassan長男・次男が参加し、hassan父・母も同行し、一家全員で凧あげに興じてきました。この催しは、往復ハガキでの事前申し込み制で、参加対象は小学生、参加定員は30名でした。申し込み先着順での参加者決定だったので、応募受付開始後すぐに申し込みました。
凧づくりの開始時刻は午後1時30分。若干割高な博物館駐車場を避けて近所のコイン駐車場に車を駐め、少し早めに博物館へ到着しました。大阪歴史博物館は、大阪城に程近い、大阪府庁・大阪府警察本部庁舎などが建ち並ぶ、大阪の中枢エリアに位置しています。
2001年11月に開館した大阪歴史博物館は、かつて大阪城公園内の旧陸軍第四師団司令部庁舎にあった大阪市立博物館の後継となる博物館で、難波宮史跡公園の北西端に建つ地上13階建ての建物は、NHK大阪放送局に隣接しています。博物館とNHKの共用となっている、ガラスの球形のようなエントランスのアトリウムに入ると、左に博物館、右にNHKのアンテナブースがあります。
大阪歴史博物館の建物とエントランス
左:大阪歴史博物館 右:NHK大阪放送局と共用のエントランス
NHKのアンテナブースでグッズを見たり、ひとしきり遊んだあと、博物館の受付へ。凧づくり教室の開始まで時間があるので、まず博物館の展示を観てまわることにしました。常設展示観覧料は大人600円、高大生400円で、中学生以下は無料です。大人2人分のチケットを購入し、エレベーターで10階の常設展示室「古代フロア」へあがります。古代フロアでは、飛鳥時代から奈良時代に設けられていた、難波宮の発掘調査成果を中心に展示解説されています。常設展示室は、10階から7階までエスカレーターで下りながら、古代~中世~近世~近代~現代と大阪の歴史をたどる構成になっていて、8階には埋蔵文化財の発掘現場を疑似体験することができるコーナーもあります。
午後1時すぎに1階エントランスへ戻ると、凧づくり教室のスタッフのかたと、参加する子どもたちが集まっていました。
わくわく子ども教室 凧づくりと凧あげ
わくわく子ども教室の会場
大阪歴史博物館では、毎年お正月にこの「わくわく子ども教室 凧づくりと凧あげ」が開催されています。日本の凧の会・大阪の会員のかたがたのご協力で、和紙と竹ひごを使った、むかしながらの凧の作りかたを教えてもらい、自分でつくった凧を凧揚げすることができます。
今から40年ほど昔、hassan父が小学校に入学する前は、ゲイラカイトなどの洋凧もまだ日本で発売されておらず、お正月には奴凧などの和凧を、従兄弟のお兄ちゃんといっしょに近所の田んぼでよく揚げに行きました。バランスが悪いと、新聞紙を切り貼りして凧の足のバランスを調整したり、手間がかかるけども知的に楽しい遊びでした。その後、手軽に安定してよく揚がる洋凧ばかりで遊ぶようになってしまいましたが。最近の子どもたちはゲーム機に夢中のようで、お正月の凧揚げ風景を目にする機会もめっきり減ってしまいました。
凧づくりのようす
竹ひごを和紙に接着して凧の骨組みをつくります.
凧づくりのテーブルには、凧づくりに必要な材料と道具類をあらかじめ揃えてくださっていました。子どもたちは、凧となる和紙に好きな絵柄を鉛筆で下がきしたあと、ポスカで色塗りしていきます。今年の干支は「巳」なので、ヘビを描いている子どもも多く、ポケモンのキャラクターを上手に描いている子もいます。「なにかいてもエエけど、空に揚がるねんから大きくかきや~」hassan長男・次男の鉛筆はなかなか動きません。
凧づくり 完成のようす
定位置に穴をあけて糸を通します.
長男・次男がようやく描いた絵は、子どもたちと若者のあいだで流行っているスマートフォン向けの無料ゲームアプリ「おさわり探偵 なめこ栽培キット」のキャラクター。長男はふつうの「なめこ」を妙に間抜けな顔で描き、次男は「マッスルなめこ」を描きました。絵柄が完成すると、つぎは凧の骨格づくりです。あらかじめ適切な寸法に裁断された竹ひごを、丈夫な構造・重量配分となるように考えられた位置へ木工用ボンドで接着します。小学校2年生のhassan次男には、やや難しい正確さを求められる作業ですが、日本の凧の会・大阪のスタッフのかたが、マンツーマンで指導くださったので、ちゃんと組み上げることができました。
バランスよく凧が安定するように考えられた場所へ穴をあけて糸を通し、竹ひごの端部にも糸をくくり、紙の足を付けて完成です。各部分の糸が決められた長さになるよう、きっちりと仕上げる必要があるので、スタッフのかたにかなり助けてもらいながら作業を進めていました。
午後3時ごろ、学芸員のかたと凧の会のスタッフのかたと参加者全員で、大阪歴史博物館に隣接する難波宮史跡公園へ移動し、自作した凧での凧あげにチャレンジしました。
難波宮で凧あげ
難波宮史跡公園で凧あげ
この日は風があまり強く吹いていなかったため、一般のかたが揚げていた洋凧もうまくあがっていませんでした。hassan長男・次男は、史跡公園内を走りまわって、なんとか風にのせようとがんばりましたが、うまくいきません。サポートに徹するつもりだったhassan父・母も、結局は走りまわってがんばりましたが、残念ながら凧を空高くあげることはできませんでした。
ですが、重量バランスもバッチリで“ちゃんと揚がる凧”が完成しているのは、凧揚げをしていてわかりましたので、こんどの休みに近所の河川敷などへ出かけて、親子で凧揚げに再チャレンジしたいと思います。博物館と日本の凧の会・大阪のみなさん、ありがとうございました。
なめこ凧
「マッスルなめこ」と「なめこ」の凧を
こんどこそ空高くあげてみせます.
大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32 TEL.06-6946-5728 FAX.06-6946-2662
行きかた
大阪市営地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」2号・9号出口から徒歩
駐車場
有料駐車場‥最初の1時間まで400円、以後30分ごとに200円
開館時間
午前9時30分~午後5時 ※金曜日‥午前9時30分~午後8時 (入館は閉館の30分前まで)
休館日
毎週火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月28日~1月4日)
常設展観覧料
大人600円 高大生400円. 中学生以下・大阪市在住の65歳以上無料
館のサイト
http://www.mus-his.city.osaka.jp/

日本の凧の会・大阪のサイト
http://takonokaiosaka.web.fc2.com/
※このページでご紹介している情報は2013年1月9日現在までに、hassanが個人的に見聞きしたことを取りまとめたものです。ご利用になるかた各人の責任においてご活用下さい。
(メモを書いた日/2013年1月9日)



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