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268 試行錯誤
2004/11/10(水)19:58 - 岡安光彦 - y131200.ppp.dion.ne.jp - 19800 hit(s) - ResMail

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山口さん、過日はお世話になりました。
いつものことながら、他分野の方から、こうした情報を的確に提供していただけると大変助かります。ありがとうございます。
正直言って、試料調製については、AAA処理でOKという認識が「AMS推進者」にあったと思います(今はどうか分かりません)。少なくとも、彼らの間近に接していた私はそう感じとれました。
その点、これまでの測定には甘いところがあったかもしれません。
PEGに関しては、処理されていれば分かるので、山口さんの今回の投稿で、問題を解決できるに違いありません。
残る問題は、未知の汚染物質がない、という保証はない、という点です。
例えば、私が今年調査した新潟県北部では、石油由来の成分を含む地域が多いので、AMSにかける場合は気をつけた方がよいと、歴博の永嶋先生から警告されました。
実際、調査現場の土壌は、ふつうなら青白いグライ層が暗灰色を呈し、何が含まれているか分からない状態でした。
というわけで、AMSで正確な計測ができたにしても、では何を正確に計測したのか、という問題が常につきまとうと思います。
したがって、1個のAMS測定値はあくまでも参考値で、二重三重に多様なデータや分析を重ね合わせて、各地域の土壌などに応じた適切な補正をしていかないと非常に危険だろうな、というのが最近の私の感想です。
もちろんAMSを否定するつもりはありません。試行錯誤を経て「使える」測定法として磨かれていくのだろうと考えています。
うむ、私としては少し優等生的すぎる行儀の良い発言でありました。


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