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2005/5/15(日)00:58 - 中島 庄一 - zq058033.ppp.dion.ne.jp - 18074 hit(s) - ResMail
捏造事件以来、発言さへはばかられるような状況、心の底にポッカと穴のあいたような気分。
捏造事件以来の辛辣な批判を受け止め、それに誠実に答えることも 表現者としての考古学徒
の役目ではないかと考えています。
まずは、私の考古学の原点に戻り、改めて自分の中の考古学を再構築する。その過程の中で、
これまでの批判に答えることができればと考えています。
最近、プロセス考古学・ポスト・プロせス考古学が注目されていますが、この両派の対置の
中に私の考古学の原点が見えてくるよう思えます。それは「科学主義」対「非科学主義」の
対置という図式に置き換えることが出来るからです。私はおそらく最終的に「非科学主義」
のポスト・プロセスが行き着いた『考古学は「語り」である』に行き着くのだろうと思って
います。突然、考古学が「語りだ」という結論も乱暴ですが、1960年代後半から70年代に、
考古学した考古学徒の心の隅にはそんな思いが、苦い郷愁として残っているのではないでしょうか?
プロセス考古学とポスト・プロセス学派を相対化する課題は大きすぎますので、どちらが
自分の趣味に合っているかというよなところから、あるいは ここがというようなことから
御意見をいただければと思います。
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