狭山池 埋蔵文化財編page22 [第2章]
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表16 狭山池2号窯上層灰原出土遺物観察表
(Tはたちあがりを示す)
器種図面
図版
法量(cm)形態の特徴手法の特徴備考
杯蓋196-1口径14.0
残存高3.5
体部・口縁部はやや下外方に下り、端部は丸くおさめる。天井部は低くやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面1/2、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:淡灰青色。胎土:密。焼成:良好。残存:1/2。一部反転復元。
杯蓋196-2口径13.8
器高3.4
体部・口縁部は下外方に下り端部は丸くおさめる。天井部は低く平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面8/9、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰青色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/5。反転復元。
杯蓋196-3
88-3
口径14.5
器高3.6
体部・口縁部は内彎して下外方に下ったのち、下方に下り、端部は丸くおさめる。天井部は低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:内-淡灰紫色、外-淡灰青色。胎土:密。4mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯蓋196-4口径15.4
残存高3.6
体部は下外方に下り、口縁部はほぼ垂直に下る。端部は丸くおさめる。天井部は低く平らに近い。天井部中央欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面、不明。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-灰色、外-淡灰色。胎土:密。2mm以下の長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:1/5。反転復元。
杯蓋196-5口径15.8
器高3.7
体部・口縁部は下外方に下り端部は丸くおさめる天井部はやや低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:灰褐色。胎土:密。3mm以下の長石を含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯蓋196-6
88-6
口径15.8
器高3.2
体部・口縁部は下外方に直線的に下り、端部は丸くおさめる。天井部は低く平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:明灰青色。胎土:密。1mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/5。反転復元。
杯蓋196-7口径12.6
残存高4.5
体部口縁部は下方に下り、口縁端部は丸くおさめる。天井部は高く丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。焼成:良好。
壺蓋196-8口径11.6
器高3.6
体部・口縁部は内彎して下ったのち外反する。口縁端部は内傾する平面を成す。天井部は低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面5/6、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身196-9口径11.0
受部径14.0
残存高4.3
T高0.9
T角度42°30'
たちあがりは内傾してのび、端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。底体部はやや深く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面6/7、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身196-10
88-10
口径11.5
受部径13.8
器高4.4
T高0.8
T角度39°30'
たちあがりは内傾したのち、中位で上方にのび、端部は丸くおさめる。端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。たちあがり基部内面で段を成す。底体部はやや深く、底部は丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面6/7、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:灰色。胎土:密。1〜2mmの長石・石英を多く含む。焼成:良好。残存:1/2。一部反転復元。
杯身196-11口径12.0
受部径14.6
残存高3.8
T高1.1
T角度30°45'
たちあがりは内傾したのち、端部付近で直立し、端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部はやや丸くおさめる。たちあがり基部内面でややあまい段を成す。底体部はやや浅い。底部欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面1/2、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰青色。胎土:密。1〜2mmの長石を含む。チャ-トを含む。焼成:良好。残存:1/8。反転復元。
杯身196-12
88-12
口径12.8
受部径15.2
器高3.2
T高1.1
T角度33°30'
たちあがりは内傾してのび、端部はやや丸くおさめる。受部はやや外上方にのび端部はやや丸くおさめる。たちあがり基部内面で非常にあまい段を成す。底体部は浅く、底部は平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面5/6、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:内-灰青色、外-灰色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:1/3。合成復元。底体部外面に窯壁片熔着。底体部外面灰かぶり。
高杯脚部196-13脚底径10.8
残存高5.2
脚部上方欠損。脚部は下外方に開いて下る。裾端部はやや内傾する凹面を成して接地。裾部上方に1条の沈線をめぐらす。2段3方向に長方形スカシを有すると思われる。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
高杯脚部196-14脚底径13.8
残存高6.9
脚部上方欠損。脚部は下外方に開いて下り、裾部上方で段を成して凸帯をめぐらし、下外方に下り端部付近でやや外反して外下方に下る。裾端部は内傾する凹面を成して外側で接地する。3方向に長方形スカシを有する。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。1〜2mmの長石を含む。焼成:良好。残存:脚部の1/2。反転復元。
*たちあがり角度は、たちあがり基部外面を中心に鉛直方向を0°としてたちあがり基部外面と口縁端部を結んだ直線までの角度を計測したもの。
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※当文書は狭山池調査事務所が編集・刊行した発掘調査報告書『狭山池 埋蔵文化財編』(1998年3月31日発行)をHTMLファイル化したものである。
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南河内考古学研究所