狭山池 埋蔵文化財編page23 [第2章]
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表17 狭山池2号窯中層灰原出土遺物観察表
(Tはたちあがりを示す)
器種図面
図版
法量(cm)形態の特徴手法の特徴備考
高杯196-15脚底径11.0
残存高6.1
脚部上方1/2以上欠損。脚部は下外方に開いて下り、裾端部は外傾する平面を成して接地し、裾部内面でも一部接地する。裾部上方に1条の沈線をめぐらす。2段3方向に長方形スカシを有すると思われる。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-灰青色、外-淡灰青色。胎土:密。焼成:良好、堅緻。残存:1/4。反転復元。
杯蓋196-16
88-16
口径13.5
器高4.5
体部・口縁部は下外方に下り端部は丸くおさめる。天井部はやや高く丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面5/6、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-灰色、外-灰青色。胎土:密。2mm以下の長石を含む。焼成:良好。残存:1/3。合成復元。内面・口縁部外面灰かぶり。
杯蓋196-17口径11.4
器高4.2
体部は下外方に下り、口縁部は下方に下る。端部は丸くおさめる。天井部はやや高く丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面4/7、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/3。一部反転復元。
杯蓋196-18口径15.0
器高3.7
体部は下外方に下り、口縁部は垂直に下る。端部は丸くおさめる。天井部は低くやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面7/9、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:暗灰青色。胎土:密。3mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯蓋196-19
88-19
口径14.4
残存高4.4
体部・口縁部は下外方に下り端部は丸くおさめる。天井部はやや高くやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:内-暗灰褐色、外-暗灰青色。胎土:密。2mm以下の石英を含む。焼成:良好。残存:1/3。
杯蓋196-20口径14.2
残存高4.1
体部は下外方に下り、口縁部はやや下方に下る。端部は丸くおさめる。天井部は低く丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰黄色。胎土:密。1〜2mmの長石を若干含む。チャ-トを若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯蓋196-21口径14.2
器高3.9
体部・口縁部は下外方に下り端部は丸くおさめる。天井部は低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面5/8、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-淡灰青色、外-暗灰青色。胎土:密。3mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/3。反転復元。ヘラ記号:天井部外面に「=」あり。
杯蓋196-22口径14.4
器高3.5
体部・口縁部は内彎して下方に下り、端部は丸くおさめる。天井部は低く平ら。天井部中央欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面3/4、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-灰褐色、外-灰青色。胎土:密。2mm以下の長石をわずかに含む。焼成:良好、堅緻。残存:1/4。反転復元。
杯蓋197-23
87-23
口径13.6
器高3.6
体部・口縁部は下外方に下ったのち下方に下る。口縁端部は丸くおさめる。天井部はやや低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯蓋197-24口径12.6
器高4.3
体部・口縁部は下外方に下り、口縁端部は丸くおさめる。天井部はやや高く丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰青色。胎土:密。焼成:良好。
杯蓋197-25口径13.8
器高3.4
体部・口縁部は下外方に下ったのち端部付近で下方に下る。口縁端部は丸くおさめる。天井部は低く平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面9/10、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯蓋197-26口径13.5
器高3.9
体部・口縁部は下外方に下ったのちほぼ垂直に下る。口縁端部はやや鋭い。天井部はやや高く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面5/7、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身197-27口径11.6
受部径13.8
器高3.4
T高0.9
T角度30°45'
たちあがりは内傾したのち端部付近でほぼ直立する。端部は丸くおさめる。受部はほぼ水平にのび、端部は丸くおさめる。底体部は浅く、底部は丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面9/11、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身197-28口径12.6
受部径15.3
残存高3.0
T高1.0
T角度33°30'
たちあがりは内傾したのち端部付近で上方にのび、端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は鋭い。底体部はやや浅い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身197-29口径12.4
受部径14.8
残存高3.7
T高1.0
T角度32°15'
たちあがりは内傾してのび、端部は丸くおさめる。受部はほぼ水平に短くのび、端部は丸くおさめる。底体部はやや浅く、底部は平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身197-30口径11.0
受部径13.2
残存高4.2
T高1.1
T角度35°00'
たちあがりは内傾したのち中位でほぼ直立する。端部は丸くおさめる。受部はほぼ水平に短くのび、端部はやや鋭い。底体部はやや深く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面1/4、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身197-31口径13.0
受部径15.5
残存高4.2
T高1.0
T角度35°15'
たちあがりは内傾したのち端部付近で上方にのびる。端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。底体部はやや深く、底部は平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身197-32
87-32
口径11.8
受部径14.2
残存高4.4
T高1.0
T角度35°00'
たちあがりは内傾したのち上方にのび、端部は丸くおさめる。受部はほぼ水平にのび、端部は丸くおさめる。底体部はやや深く、底部は丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面1/2、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。焼成:良好。
杯身198-33口径13.2
受部径16.2
残存高3.7
T高1.0
T角度39°00'
たちあがりは内傾してのび、端部はやや丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。たちあがり基部内面で段を成す。底体部は浅く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡褐色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。焼成:やや不良。残存:1/4。反転復元。受部上面に杯蓋口縁部片が付着。
杯身198-34口径12.2
受部径14.4
器高4.1
T高1.0
T角度28°30'
たちあがりは内傾したのち、中位で上方にのび、端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。底体部はやや浅く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰褐色。胎土:密。4mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/6。反転復元。
杯身198-35口径11.5

受部径13.0
残存高2.9
T高0.7
T角度46°15'
たちあがりは内傾したのち、端部でやや上内方にのび、端部は丸くおさめる。受部はやや外上方にのび、端部は丸くおさめる。底体部は浅い。底部欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面2/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰青色。胎土:密。1mm以下の長石を若干含焼成:良好。残存:1/3。合成復元。
杯身198-36口径12.5
受部径14.7
残存高3.8
T高0.9
T角度25°45'
たちあがりは内傾してのび端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。底体部は浅く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-暗灰色、外-淡灰青色。胎土:密。3mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯身198-37口径11.2
受部径14.0
残存高3.8
T高1.0
T角度39°45'
たちあがりは内傾したのち、端部で上方にのび、端部は丸くおさめる。受部はやや外上方にのび、端部は丸くおさめる。底体部はやや浅く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面3/4、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。3mm以下の長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯身198-38口径12.0
受部径14.4
残存高3.0
T高0.9
T角度36°45'
たちあがりは内傾してのび端部は丸くおさめる。受部はやや外上方にのび、端部は丸くおさめる。たちあがり基部内面で非常にあまい段を成す。底体部は浅く、底部は平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。1mmの石英をわずかに含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。ヘラ記号:底部外面にあり。
杯身198-39
88-39
口径11.6
受部径14.3
残存高3.7
T高1.0
T角度35°15'
たちあがりは内傾したのち、端部で直立し、端部は丸くおさめる。受部はやや外上方にのび、その上面はやや凸面を成し、端部は丸くおさめる。底体部は浅く、底部はやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面6/7、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-淡灰青色、外-淡灰紫色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:2/3。一部反転復元。
杯身198-40口径13.9
受部径16.0
器高3.3
T高0.8
T角度28°15'
たちあがりは内傾したのち、中位でほぼ直立し、端部は丸くおさめる。受部は水平にのび、端部は丸くおさめる。底体部は浅く、底部は平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面5/8、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:暗灰色。胎土:密。3mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
提瓶198-41口径7.0
基部径4.2
残存高6.7
口頸部は上方にのびたのち、やや内彎しながら上外方にのび、口縁端部は丸くおさめる。肩部・体部・底部欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰青色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:口頸部の1/8。反転復元。
壺蓋198-42口径12.2
残存高3.6
体部はやや下外方に下り、口縁部は外反し、端部は内傾する平面を成し、外側で接地する。天井部は低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰青色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
短頸壺198-43口径7.0
基部径7.8
残存高4.1
口縁部は基部から内傾して上内方にのびたのち、中位で直立する。口縁端部はやや丸くおさめる。肩部は外下方に緩く張り出す。体部・底部欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:1mmの長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:口縁部・肩部の1/8。反転復元。
短頸壺198-44口径8.2
基部径8.6
体部最大径16.0
残存高8.2
口縁部は基部から直立し、端部は丸くおさめる。肩部は外下方に張り出し、体部は下内方に下る。底部は下半を欠損。体部最大径は上位に位置する。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰青色。胎土:密。1〜2mmの長石を若干含む。焼成:良好。残存:1/12。反転復元。内外面一部灰かぶり。
200-79口径17.2
基部径14.8
残存高5.2
口頸部はやや外彎して上外方にのび、口縁部下で短く外下方にのび、口縁部で内彎しながら外上方にのび、上外方にのび、内上方にのびる。端部は丸くおさめる。肩部は外下方に下る。肩部下半以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。肩部外面、タタキ。肩部内面、青海波タタキ。他は回転ナデ調整。色調:内-口頸部は淡灰色、肩部は暗灰色、外-口縁部は淡灰色、頸部は暗灰色、肩部は灰色。胎土:密。焼成:良好。残存:口頸部1/4。反転復元。外面に自然釉付着。
200-80口径22.8
基部径10.0
残存高5.8
口頸部は外彎して上外方にのび、口縁部下で短く下方にのび、口縁部で内彎しながら上外方にのび内上方にのび、口縁部内面に至る。肩部は外下方に下る。肩部下半以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。頸部外面、タタキのち回転ナデ調整。肩部外面、タタキ。肩部内面、不明。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。1〜2mmの長石を若干含む。焼成:良。残存:口頸部1/4以下。反転復元。ヘラ記号:頸部外面にあり。口頸部内面灰かぶり。口頸部外面に自然釉付着。
200-81口径25.6
基部径16.8
残存高7.5
口頸部はやや外彎して上外方にのび、口縁部は口縁部下でほぼ水平にのびたのち、上外方にのび、やや内上方に内傾する平面を成す。端部は丸くおさめる。肩部は外下方に下る。肩部下半以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。肩部外面、タタキ。肩部内面、同心円タタキ。他は回転ナデ調整。色調:内-口頸部は淡灰色、肩部は淡灰褐色、外-頸部は暗灰色、口縁部・肩部は淡灰色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:口頸部1/3。反転復元。口頸部内外面に自然釉付着。
200-82口径37.4
残存高7.8
口頸部下半以下欠損。口頸部は上外方にのび、口縁部下で短く外下方にのびたのち凹面を成して上外方にのび、上内方に内傾してのびる。端部は丸くおさめる。口縁部下方に2条、頸部中位に2条の沈線をめぐらし、その間に櫛描き斜行沈線文を有する。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。1〜2mmの長石を若干含む。焼成:良好。残存:口頸部1/16以下。反転復元。口頸部内面灰かぶり。
200-83口径52.4
残存高9.3
口頸部下方1/3以下欠損。口頸部はやや外彎して外上方にのび、口縁部下で短く下外方にのびたのち短く上外方にのび、あまい段を成したのち上内方に内傾してのびる。端部は丸くおさめる。口縁部直下に1条、頸部上方1/3に2条、頸部下方1/3に2条の鈍い沈線をめぐらし、頸部上方1/3の沈線の上下に櫛描き斜行沈線文を有する。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。色調:内:灰色、外-淡灰青色。胎土:密。2mm以下の長石を若干含む。焼成:良好。残存:口頸部の1/12以下。反転復元。
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※当文書は狭山池調査事務所が編集・刊行した発掘調査報告書『狭山池 埋蔵文化財編』(1998年3月31日発行)をHTMLファイル化したものである。
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南河内考古学研究所