狭山池 埋蔵文化財編page39 [第2章]
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表30 池尻遺跡(2)出土遺物
(Tはたちあがりを示す)
器種図面
図版
法量(cm)形態の特徴手法の特徴備考
杯蓋276-1
122-1
口径11.2
器高3.2
体部は下外方に下り、口縁部は下方に下る。天井部は低く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。焼成:良好。残存:1/4。反転復元。
杯蓋276-2
122-2
口径10.6
器高3.5
体部・口縁部は下外方に下る。端部は丸くおさめる。天井部はやや高くやや丸い。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面3/4、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰黄色。胎土:密。焼成:やや不良。残存:1/3。反転復元。
杯蓋276-3口径13.4
残存高2.8
体部・口縁部は下外方に下る。端部は丸くおさめる。天井部は低く平らに近い。天井部中央欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:1/7。反転復元。
杯蓋276-4口径10.8
残存高3.1
体部は下外方に下り、口縁部は下方に下る。天井部は低く平らに近い。天井部中央欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。天井部外面2/3、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。3mm以下の長石を若干含む。チャートを含む。焼成:良好。残存:口縁1/4。反転復元。灰かぶり。
杯身276-5
122-5
口径10.4
受部径12.8
器高3.2
T高0.5
T角度50°45'
たちあがりは内傾して上内方にのびる。端部は丸くおさめる。受部は外上方にのび、端部は丸くおさめる。たちあがり基部内面で段を成す。底体部は浅く、底部は平ら。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面1/2、回転ヘラ削り調整。底部外面1/2(底部中央)、未調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰青色。胎土:密。焼成:良好。残存:1/3。ヘラ記号:底部外面に「−」あり。
杯身276-6
122-6
口径9.6
受部径11.8
器高3.4
T高0.5
T角度40°15'
たちあがりは内傾して上内方にのびる。端部は丸くおさめる。受部は上外方にのび、端部は丸くおさめる。たちあがり基部内面で段を成す。底体部は浅く平らに近い。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面1/2(底部中央)、未調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:内-暗灰青色、外-淡灰色。胎土:密。焼成:良好。残存:1/4。
高杯276-7口径12.2
基部径3.4
脚部径6.8
器高5.8
口縁部は内彎しながら上外方にのびる。端部は丸くおさめる。杯底部は平らに近い。脚部は下外方に下り、裾部で外方にのびる。裾端部は平面を成す。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面4/5、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。2mm以下の長石を含む。焼成:良好。残存:脚底部1/2、口縁1/12。反転復元。外面灰かぶり。
276-8
122-8
底径8.5
基部径6.8
残存高6.1
体部は上外方にのびる。底部はほぼ平ら。底部中央に円孔を有する。口縁部欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:1/2。自然釉付着。
276-9口径30.6
残存高12.0
口頸部は外反して上外方にのび、口縁部下で短く下外方にのび、段を成して外上方にのび、内傾して上外方にのびる。端部は丸くおさめる。頸部上方に2条、頸部中位に2条の沈線をめぐらす。肩部は下外方にのびる。肩部以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。頸部外面、カキ目調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:灰褐色。胎土:密。2mm以下の長石、石英を含む。焼成:良好。残存:口縁1/5。反転復元。内外面に自然釉付着。
276-10口径32.4
残存高9.5
口頸部は外反して上外方にのび、口縁部下で短く外方にのび、あまい段を3箇所で成して上方に至る。端部は丸くおさめる。内面に段を成す。口頸部下方1/3以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。チャートを含む。焼成:良好。残存:口縁1/6。反転復元。
276-11
122-11
口径43.0
残存高5.3
口頸部は外反して上外方にのび、口縁部下で短く下方にのび、あまい段を成し、内傾して上外方にのび、端部は丸くおさめる。口縁部下で鈍い3条の沈線をめぐらし、その下方に櫛描き斜行沈線文を有する。口頸部下半以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。頸部外面カキ目調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:灰色。胎土:密。1mmの長石を若干含む。焼成:良好。残存:口縁1/14。反転復元。内面灰かぶり。
276-12
122-12
口径65.4
残存高5.7
口頸部は外反して上外方にのび、口縁部下で短く下方にのびたのち上方にのび、段を成し、内傾して上外方にのびる。頸部上方に1条の沈線をめぐらし、上沈線の下方に刺突文を有する。口頸部下半以下欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:暗灰色。胎土:密。焼成:良好。反転復元。
杯身277-13
122-13
口径16.6
高台径12.0
残存高4.3
高台高0.62
体部は上外方にのびる。口縁部欠損。底体部はやや深く、底部は平らに近い。底部端よりやや内側に八の字型の高台を付し、高台端部は平面を成す。底部中央欠損。マキアゲ、ミズビキ成形。底部外面、回転ヘラ削り調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。1mmの長石を含む。チャートを含む。焼成:良好。残存:高台部1/7。反転復元。
陶器中碗277-14
123-14
口径11.4
残存高6.0
体部・口縁部はやや外反しながら上外方にのび、端部は丸くおさめる。底部は内下方にのびる。底部中央欠損。蓮花文様。透明釉を施す。色調:白色。胎土:密。焼成:良好。残存:1/5。反転復元。
陶器碗277-15
123-15
基部径6.6
脚部径6.0
残存高3.0
体部は外上方にのびる。口縁端部欠損。底部は平ら。底部端より内側に八の字型の高台を付し、高台端部は丸くおさめる。底部中央欠損。透明釉を施す。色調:褐色。胎土:密。焼成:良好。残存:脚底部1/5。反転復元。
陶器小皿277-16
122-16
口径8.2
底径5.2
残存高1.6
体部・口縁部は上外方にのびる。端部は平面を有し内面で接地する。底体部は浅く、底部は平ら。底部中央欠損。透明釉を施す。口縁部内面無釉。色調:淡灰緑色。胎土:密。焼成:良好。残存:1/5。反転復元。
陶器紅猪口?277-17
122-17
基部径3.2
高台径2.8
残存高1.9
体部は上外方にのびる。口縁部以下欠損。底部は平らに近い。底部端よりやや内側に下方におりた高台を付し高台端部は丸くおさめる。底部中央欠損。高台部露胎。外面褐色釉。内面透明釉。色調:内-白色、外-褐色。胎土:密。焼成:良好。残存:高台径1/4。反転復元。
軒平瓦277-18
123-18
瓦当面の幅3.5-瓦当面唐草文様。外区無文。色調:暗灰色。胎土:密。焼成:良好。
羽釜277-19
123-19
口径20.2
残存高5.3
口縁部は上内方にのびる。端部は平面を成す。口縁部外面に3条の鈍い沈線をめぐらす。肩部は外下方にのびる。端部は平面を成す。肩部下に1条の沈線をめぐらす。体部は下内方に下る。体部以下欠損。マキアゲ・ミズビキ成形。内面にカキ目調整。他は回転ナデ調整。ロクロ回転:右方向。色調:淡灰色。胎土:密。1mmの長石をわずかに含む。焼成:良好。残存:口縁部1/2。反転復元。
羽釜277-20
123-20
口径20.8
残存高5.4
口縁部は上内方にのびる。端部は平面を成す。口縁部外面に2条の鈍い沈線をめぐらす。肩部は外方にのび、端部は丸くおさめる。体部は下方に下る。体部以下欠損。マキアゲ・ミズビキ成形。回転ナデ調整。ロクロ回転:左方向。色調:灰橙色。胎土:密。2mm以下の長石を含む。焼成:良好。残存:口縁部1/5。反転復元。外面に自然釉付着。
*たちあがり角度は、たちあがり基部外面を中心に鉛直方向を0°としてたちあがり基部外面と口縁端部を結んだ直線までの角度を計測したもの。
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※当文書は狭山池調査事務所が編集・刊行した発掘調査報告書『狭山池 埋蔵文化財編』(1998年3月31日発行)をHTMLファイル化したものである。
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南河内考古学研究所